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コロナとの格闘も3年目に入りました。この間子どもたちは、友人との語らいを奪われ、取っ組み合って遊ぶことを奪われ、運動会も、文化祭もない息をひそめるような生活を、大人たちから求められてきました。外国からは、豊かな国と思われている日本ですが、子ども達の幸福度や自己肯定感はもともと極めて低い国です。この間の、生活が子どもたちの心と体に及ぼす影響を憂慮しています。事実、文部科学省の2021年10月の発表によれば、2020年度に全国の国公私立小学校、中学校、高校から報告があった児童生徒の自殺は415人と、調査を開始した1974年以降で最多だったとのことです。19年度の317人と比べて31%の大幅な増加で、新型コロナウイルス禍とそれに対する対応が、子ども達の心と未来を奪いつつある現状に危機感を覚えます。いかなる状況になろうとも、我々は子どもたちや若い夫婦の応援団でありたいと思います。
栃木小児保健会の医師、歯科医師、保健師、看護師、助産師、栄養士、教諭、臨床検査技師、理学療法士、行政の方々が、希望を語り、学びを得ることにより、子供たちをさらに暖かく多方面から守る活動をして参りたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

自治医科大学小児科
小坂 仁